全周回転掘削機の拡底掘削
EAGLE-GZ工法
特徴
- 全周掘削工法でドリリングバケット(軸部)、EAGLEバケット(拡底部)で掘削が可能
- ケリーバ―を使用するため、必要最低限のケーシング長さで大深度の軸部掘削が可能
- ハンマーグラブを必要としないため、低振動(50dB程度)、低騒音(70dB程度)で施工可能
- 地下水位以深の掘削は、浮力の影響を受けず施工効率が一定。
メカニズム
- 増速機・ケリーバ―を用いた掘削
- 全周回転掘削機でケーシングを回転させ、ケーシングに取り付けた回転治具で増速機を回転させる
- 増速機のギア比により、ケーシングの約3倍の回転数でケリーバ―が回転する
- ケリーバーに伝わるトルクは全周回転掘削機の約1/3まで減少する
EAGLE-KZ工法
特徴
- 全周掘削工法でドリリングバケット(軸部)、EAGLEバケット(拡底部)で掘削可能。
- 確かなトルクの伝達、軟岩掘削に有効。
- ハンマーグラブを必要としないため、低振動(50dB程度)、低騒音(70dB程度)で施工可能。
- 地下水位以深の掘削は、浮力の影響受けず施工効率が一定。
メカニズム
- 係合接合治具を用いた掘削
- 係合接合治具は、ケーシングチューブと機械的に接合される
- ケーシングの回転によりドリリングバケット、EAGLEバケットで掘削する
- 油圧がいらない機構
- 全周掘削機のトルクがダイレクトにバケットに伝わり、施工性が向上する。
EAGLE-GZ、KZ工法の活用
EAGLE-GZ、KZ工法による施工
- 障害撤去後の埋戻しが不要
- 障害撤去と杭施工の連続工事が可能
- 機械の入れ替えが不要
- 障害撤去後、全周回転掘削機で軸部掘削拡底掘削が可能
- 地下水位以深で浮力の影響を受けず、施工効率が一定
- 低振動、低騒音の施工が可能。
従来技術による施工
- 障害撤去後の埋戻しが必要
- 障害撤去と杭施工の工事が2期に渡る
- 機械の入れ替えが必要
- 工期、工費が2回分
- ハンマーグラブで軸部を施工する場合は、地下水位以深において、浮力の影響を受け、施工効率が下がる
- ハンマーグラブの施工は、振動・騒音が問題となる場合がある
- 軸部掘削後の拡底掘削は、アースドリル機で施工